ヒキダシ 2019.8.28

10年や20年以上前に作ったシールの再販の依頼をたまにサラッといただく。
「これ前に作っていただいたものなのですがまたお願いします」
頭のなかではすこし前のものと想像していたのですが、
調べてみると結構昔に注文をいただいたものだったりする。
サラッと注文で、10年以上前のもの、
正直びっくり。そしては版と型が現存していることにまたびっくり。

マエダ特殊印刷では凸版や抜き型を引き出しに番号をつけて保管している。
デザインによって形や大きさも数ミリ単位でバラバラなので、
取引先ごとの引き出しにしまっている。
ある時期からはパソコンで版と引き出しの番号を管理しているのだが、
それ以前の物になると、仕様書やノートに手書きで書いた番号をたよりに探す。

昔そこにしまった家族を信頼するしかない。
そして探すと大抵見つかる。中には昭和の文字が書かれたものもあったりする。

もちろん刃がさびて使えないものも出てくるし、凸版も劣化していてダメなものもあるので、
それは新しく作り直します。

どこぞの大手の物流倉庫のように
10,000以上の型のから番号追うだけで版や型を簡単に見つけることができるように
整理をつづけてきて来てくれた家族や社員の方々に感謝。

マエダ特殊印刷では、初回の注文時に抜き型代と版代と印刷代をいただきます。
2回目以降は印刷代のみになるので、継続的に使用するシールを作成する場合
金額面でのメリットがあると思います。

版や型の使用頻度によって使えなくなる場合がありますので、
その場合お客様とご相談の上新しいものを作ります。


お客さまの大事なものをお預かりするため
今日も版と型の整理の仕事がつづきます。